番組基準

番組審議会

番組審議会とは放送法に定められた機関であり、番組内容を定期的にチェックし、よりよい番組を皆様にお届けすることを目的とした審議機関です。
CS日本では、各界有識者の方に委員としてご参加いただき、番組内容について審議しております。

第49回番組審議会

2018年3月16日(金) 日テレタワー プレゼンテーションルーム1

出席委員

  • 藤田 真文(委員長)
  • 大石 吾郎
  • 大崎 善生
  • 原口 恵美子
  • 鴻巣 友季子
  • 福永 ひろみ
  • 宮崎 至朗

CS日本出席者

  • 戸恒 直(代表取締役社長)
  • 馬野 耕至(取締役副社長)
  • 高橋 知也(常務取締役 営業局長)
  • 岡田 泰三(編成局長)
議題:

日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ『梶!100 (#11 花江夏樹×ダーツ)ほか』

声優・梶裕貴が声優・沢瀉として成長するために自ら提案した100のことの挑戦していくバラエティ番組
A委員 一言で言うと、非常にさわやかで見やすい番組だったなと思って、楽しませていただきました。こういう若い人の番組だとウケ狙いが多かったり、トークが重なっていたり、渇舌がはっきりしなかったりで、見ていても何を言っているのかわからないよということが多いんですが、職業柄ということもあるんでしょうけれども、非常に聞き取りやすく、しかもウケ狙いでバカをやる必要もなく、番組の中で本当に彼らが楽しんでいるという姿に、大変気持ちよく見せていただくことができました。
B委員 声優さんは、この四半世紀ぐらい一種のアイドル職業と言っていいかなと思います。私たちの世代からすると、余りスポットが当たらないというイメージでしたけれども、この番組も、声優さんの中でもトップ・オブ・アイドルみたいな方がやっているようなので、きっと固定層もつくし、たまたま見た人も、「いいわ、この人は見ているだけでいいわ」と思うのかなと。間々に挟むコーナーはちょうどいいところに来たら入るので、ちょっともどかしくはありますけれども、昭和の遊び、懐かしい遊び100でしたか何か心の隅を突いてくる感じですよね。親子丼作りに関しても、ちょっと孤独のグルメ風のナレーションで、しかも梶さんの声でいい感じに、お料理のコーナーというよりは、映像と梶さんの声を楽しむコーナーなんだろうなと思いながら見ておりました。
C委員 声優さんに対するニーズはいろいろあって、僕なんかだったら、ああいう本格的な声をより聞きたいなというか、それを聞かせるようなコーナーがもっとあればいいのにねと思うんですけれども、もしかしたら若い人は全然そういうことじゃなくて、ふだんの感じの彼らの振る舞いみたいなものがいいのかもしれないですね。声優さんとたまたま仕事で同席したりすることがあって、声を使い分けて、こういうトーンで言ってくださいと言うと、渋い声とか、もっとテンションの高い声とか、巧みにすぐ出し切ってしまうので、そういうところはすごいなと思いつつ、親子丼のコーナーでも実力が出るというか、そういう見方もあるのかなというふうに思いました。

AXNミステリー『女医フォスター シーズン2(字幕版)一挙放送』

愛する夫に裏切られた妻の復讐劇を描いたシーズン1に続く、元夫の逆襲劇を描く、最新英国“不倫”サスペンスドラマ
A委員 私は、事件もの、刑事ものミステリーがすごく好きで、このチャンネルはよく拝見しています。それでこの番組を見てみると、殺人事件は起きないし、検視はないし、女医としての活躍はない。イギリスでは視聴率が№1で、すごい人気だそうですけれども、私は、年齢のせいか、性格の違いか、彼女ほど愛情深くないのか、執着心が薄いのか、何か主人公ジェマに全然共感できなかったんです。もちろん夫のサイモンは最低だと思うんですけれども、イギリスの人ってこういうのが好きなんだと。日本でも、ドロドロ不倫ドラマがわりとブームになっていたりするので、好きな人は好きだと思うんですが、私は共感できないなと思いながら見させていただきました。
B委員 私も女検視官が、あるいは女検視医が活躍する的なものを想像して見ました。最後まで見て何も事件が起こらなかったので、今度は視点を変えて見たんです。私、好きなんです、基本的にミステリーというよりは心理サスペンス。非常に読後感が悪く、問題は解決したんだけれども、どうにもやるせないみたいなタイプなど、そういう大きな意味での世界潮流としての「イヤミス」的なものに含まれるのかなと思いつつ見ました。内容的には、音楽とタイトルバックが格好いいなと思いました。ちょっとクラシックな雰囲気も入りつつ、モダンな格好いいタイトルバックだなと思って。あとやっぱりリアリティがある。描写がリアルで、本当に嫌な人しか出てきませんよね。善人とか、真心の人とか、そういうのは一切出てこなくて、そこは潔く気持ちよく面白く感じました。
C委員 主人公が、アイデンティティがしっかりしていなくて揺らいでいくみたいなのは、ドラマとしてすごく難しいと思うんです。主人公がしっかりしていて、善悪がはっきりいて、何か事件を解決していくみたいだとすごく見やすくて、日本的な感じなんですけれども、主人公自身が揺らいでいるじゃないですか。こんなことをしなくてもいいのにみたいなことがたくさんあって、それはそれで面白いなと思いながら見ていました。確かに愉快にはならないし、救われた気持ちには全然ならない。でも、こういうドラマがあってもいいし、次を見たいなという感じにもなりました。
以 上